小日向の徒然録

主にTCGをはじめとした著者の趣味についてきままに書きます

【PJCS予選3回目使用構築 最高レート1728】~使用率上位30以上禁止縛りで世界を目指す~

 

 

【あいさつ】

 こんにちは、小日向です。

 

 今回は予選は抜けられなかったのですが、目標だった1700のラインに到達できたこと、また自分の思考を改めて整理し反省する意味で記事を書こうと思いました。

 

 ポケモンの記事を書くのは初めてなので拙い部分もあるかと思われますが、ご容赦ください。

 

それでは構築紹介です。

 

【構築概要】

 

 PJCSの日程が決まってそこで考えた構築がプロトタイプで、デカヌチャン+水ケンタロス+水ロトム+ユキノオーは固定で使用しておりニンフィアとスナノケガワは3回目で構築に投入されました。

 

 形としてはスタン構築で、前述の4体を基本の並びとして相手の構築に合わせて残り2体からメンバーを入れ替えていく形です。

 

 基本的にはねこだましをはじめとしたデカヌチャンのサポートと隣のポケモンの火力を組み合わせて、相手のポケモンを確実に処理していきます。

 イージーウィンができる構築ではありませんが、相手の構築に対する知識と立ち回りを確立させることで見た目以上に色々な構築と戦える組み合わせです。

 

【構築経緯】

 私事ですがポケモン対戦を始めたきっかけが「ポケモンバトルレボリューション」某講座シリーズで、いわゆるマイナー構築が好きでずっと使ってきたこと、好きなポケモンと戦いたいということでデカヌチャン+5体というところまではすぐに決まりました。

 そこから自分なりに環境で強い要素を考察しその上でメンバーを選出していきました。

 最初の4体はすぐに決まったものの、残り2体が揺れたまま1,2回目の予選を終えてしまい芳しくない結果となってしまいました。

 重かった要素をどうにかできるポケモンを考えた結果ニンフィアとスナノケガワを選択し3回目の構築、成績につなげることができました。

 

【個体解説】

ニンフィア

特性:フェアリースキン

持ち物:とつげきチョッキ

テラスタイプ:水

性格:れいせい

実数値:(努力値)179(68)-80()-109(188)-178(252)-150()-72(✕)

技:ハイパーボイス/テラバースト/シャドーボール/でんこうせっか

 

 カミイーユイをはじめとした特殊打点を受けながら返しのハイパーボイスで負担をかけていきます。ニンフィアは物理耐久が低いためケンタロスの威嚇も合わせて環境に多い物理にもある程度強くするため防御に厚く振りました。

 シャドーボールドータクンやサーフゴーへの意識、またシングルダメージではハバタクカミに対してハイパーボイスよりもダメージが大きいためサブウェポンとして選びました。

 構築単位で重かったカミイーユイの並びを突破するために持ち物はとつげきチョッキ、テラスタイプは水と炎で迷いましたがディンルーの地面技が抜群で通ってしまうのが弱いと感じたので環境に多い炎テラスタルにも強い水を選択しました。

 

 

 

②水ケンタロス

特性:いかく

持ち物:ものまねハーブ

テラスタイプ:鋼

性格:ようき

実数値:(努力値)151(4)-162(252)-125()-45(✕)-101(90)-155(164)

技:レイジングブル/インファイト/アクアジェット/まもる

 

 vsイッカコノヨ決戦兵器です。相手のまけんきに合わせてものまねハーブを発動し相手に圧力をかけていきます。他にもウインディやディンルー、イダイナキバやパオジアンなど今の環境にはいかくが通る物理アタッカーかつ見た目水格闘の範囲でばつぐんを突ける相手が多く、上位30以下でありながら環境に刺さっている1体だと思います。

 テラスタイプはハバタクカミやテツノツツミの攻撃を半減で受けながら反撃ができる鋼を選びました。素早さはメジャーな最速キバ抜きウインディのSを上回れば十分と考え最速キバ抜き抜き調整、残りはテラスタル込みでの受けを考慮しDに振りました。

 

 

 

③デカヌチャン

特性:かたやぶり

持ち物:ぼうじんゴーグル

テラスタイプ:炎

性格:ようき

実数値:(努力値)161(4)-127(252)-97()-81(✕)-125()-160(252)

技:デカハンマー/ねこだまし/がんせきふうじ/アンコール

 

 今作の相棒枠です。選出率はほぼ100パーセントでパオカイやイッカコノヨ、アローキバなどのメジャーな並びに対してねこだましとアンコールで相手の択を縛りながらこちらの動きを通しながら隙をうかがいデカハンマーを叩き込んでいきます。

 カイリューのせいしんりょくを貫通するかたやぶりねこだまし、またアンコールの採用率が低いことから警戒されることが少なく最速のデカヌチャンが上を取れる中速以下のポケモンが比較的環境に多いこともありうまく刺さる試合が多かったです。

 がんせきふうじは受けに来る炎タイプや、デカハンマーが打てないターンの打点かつ後続のサポートになる技として採用しました。

 テラスタイプはイーユイの熱風やウインディのフレドラを受けられる炎、持ち物は風船と迷っていましたが、ドレコーやワタッココータスのねむりごなをカットできモロバレル+ハバタクカミなどの並びでいかりのこなを防ぎ確実にバレルの隣を処理できるぼうじんゴーグルが強いと感じこちらを採用しました。

 

 

 

ユキノオー

特性:ゆきふらし

持ち物:ヨプのみ

テラスタイプ:水

性格:れいせい

実数値:(努力値)173(62)-100()-95()-158(252)-105()-105✕(196)

技:ふぶき/エナジーボール/こおりのつぶて/まもる

 

 この構築では主に合体寿司、モロバレル対策と環境的に通りの良いふぶきで盤面に圧をかけていきます。

 持ち物はパオカイ(聖なる剣、けたぐり)、イダイナキバの格闘打点を雪による防御補正込みで無理やり耐えて返しの吹雪で確実に負荷をかけるためにヨプのみ、テラスタイプは4倍の炎と鋼を半減でき弱点が一貫しない水を選びました。

 

 実はこのユキノオー、ガバ個体です。当初はつぶての代わりにだいちのちからが採用されていましたが、つぶてを採用するにあたって性格補正を変える必要がありSを調整(無振りサーフゴー抜き)していたのを忘れておりよくわからない数値になってしまいました。さいわい素早さが足りず困る場面はなかったですが皆さんはこうならないように気をつけましょう。

 

⑤スナノケガワ

特性:こだいかっせい

持ち物:ブーストエナジー

テラスタイプ:霊

性格:おくびょう

実数値:(努力値)165(42)-90(✕)-118()-167(204)-106()-168(252)

技:10まんボルト/だいちのちから/でんじは/まもる

 

 今環境は地面打点が強い(ディンルー、イダイナキバetc)環境ですがこの縛りでは使えるポケモンが限られるため、その中で構築に足りない素早さを補うことができなおかつ高い特攻と一貫性を取りやすい複合タイプを持つスナノケガワを採用しました。

 またこの構築ではニンフィアユキノオーを受けるために炎、水、鋼テラスタルをしてくる相手を上から刈り取る、重いサーフゴーをはじめとした鋼タイプに抜群をつける点で重要度が大きい1体です。

 でんじはは採用率の低い技ですがテツノツツミのこごえるかぜのような使い方ができ、こちらも後続のサポートになるため思っていたより刺さる場面が多かったです。

 持ち物は上を取りたい相手が多いため素早さを上げるためにブーストエナジー、テラスタイプは素早さに関係なく先制してくるカイリューしんそくを無効にできる霊を選びました。

 

 

 

⑥水ロトム

特性:ふゆう

持ち物:バンジのみ

テラスタイプ:炎

性格:ひかえめ

実数値:(努力値)141(130)-76(✕)-128(4)-172(252)-143(124)-106()

技:ハイドロポンプ/ボルトチェンジ/テラバースト/まもる

 

 この構築では地面の一貫を防ぐことに加え、ウインディやイルカマン、合体寿司に対する受け、突破を担います。

 テラバーストは3回目の予選からの採用で、最初は鬼火を入れていましたが命中不安であることと主な撃ち先だったディンルーの炎テラスタルが増えたこともありハッサムなどの重い鋼に抵抗する手段として採用しました。

 持ち物はボルトチェンジでの細かいダメージを受けながらのサイクル、厚く振った特殊耐久による耐えからの回復量を意識して混乱きのみ、テラスタイプはテツノツツミのフリーズドライを意識し特性のふゆうとも相性の良い炎を採用しました。

 

【選出と立ち回り】

 

〇基本選出

 

先発:デカヌチャン+ニンフィアorユキノオー

 

後発:@4から選択

 

 基本的にはデカヌチャンのねこだましで片方を止めつつニンフィアハイパーボイスユキノオーのふぶきから始動が多いです。

 パオカイ、セグレイルカに対してはユキノオー、カミイーユイに対してはニンフィアを選択することが多いですがハイパーボイスの通りが良いニンフィアを選ぶことが多いです。

 後発は先発2体に対してテラスタルを切ってきた相手に有利を取りやすいスナノケガワ、もう1体は水ケンタロスが多いですが地面の一貫を意識する場合やモロバレルが見えているときはロトムユキノオーの選択になります。

 テラスタルは極力切らないことを意識して組みましたが、対面を見てテラスタルが打開につながる場合は適宜切っていきます。

 

【vsイッカコノヨ】

 

先発:デカヌチャン+水ケンタロス

 

後発:スナノケガワ+ニンフィア

 

 この構築に対してはほとんどの確率でこの組み合わせで投げてくるので、ものまねハーブケンタロスとデカヌチャンを並べねこだましでネズミを止めながらケンタロスで攻撃を仕掛けます。

 初手のまもるやビルドアップに対してはデカヌチャンのアンコールが刺さり、コノヨザルの水、炎テラスタルはスナノケガワが対処できるのでこの選出が基本となります。

 

【vs寿司構築】

先発:デカヌチャン+ユキノオーorスナノケガワorニンフィア

 

後発:ロトム

 

 ウェーブタックルと地震の両方を受けられるユキノオーロトムは確定ですが、寿司の取り巻きによって選出を変える必要があります(ex:キラフロルが先発に出てきそうなときはデカヌチャン+スナノケガワ)。

 ヘイラッシャが初手に出てきた場合はヘイラッシャにねこだましを撃ち相手のアクションを見て次ターン以降の動きを決めていきます。

 ギリギリの戦いにはなるため相手の後発、シャリタツとの対面を意識したHP管理が重要になります。

 

【予選を終えて】

 今作から初めてインターネット予選に参加し、本気で勝ちにいく勝負をすることとその準備をする楽しさ、それと同時に強者たちの中で自分のプレイスタイルで勝ち抜くことの難しさを知りました。

 そして3回目の予選を終えて、1,2回目までの時点での環境理解と構築の練度が足りていなかったと感じ来年に向けての心構えや準備の面で大きな経験値になったと思います。

 結果として予選落ちではあったものの1つの目標だった1700に到達したことで、目に見える形で自分の実力が上がっていることが実感でき自分への自信になりました。

 今年の予選はこれで終わりですが、来年に向けて新たなポケモンの考察やランクバトルを楽しんで来年は予選を通過できるようにまた少しずつ進んでいけたらと思います。

 (余談ですがユキノオーは今回の予選が終わって使用率が30以内に入ってしまったため、現在進行形で新しい構築を試しています。)

 

【終わりに】

 内容としては長くなりすぎないように簡単にまとめたつもりなので、何か疑問や感想があればコメントやTwitterの方で聞いていただければと思います。

 

 また今回の構築はレンタルを出しましたのでぜひ実際に使って感触を教えて頂けたらとてもうれしいです。

 

 最後になりますがここまで読んでいただいてありがとうございました。