海外新規テーマ 「Time Thief」 デッキ (遊戯王)
こんにちは、kohinatashです。
今回は海外のサベージストライクで収録された新規テーマ「Time Thief」デッキの構築記事になります。
Time Thiefは非常にトリッキーな動きをするテーマで、一言でどういった動きをするテーマという説明をするのが難しいですが基本の動きとしては、Time Thief Redoer(後述)を軸として相手のカードを利用しつつ盤面をかき乱しつつビートダウンしていくというものです。
Time Thiefのカードは現在、メインが5枚、エクストラが1枚といった感じで種類が少ないため、色々な派生型が存在しています。
同じく海外新規であるDangerと幻影騎士団を出張させた形が主流のようですが、他にはPSYフレームと組み合わせた型もあります。
私は最初PSYフレームを組み合わせたものを作っていたのですが、どうにも安定せず構築を変えようと思い、深夜の思い付きでできたのが今回紹介するデッキとなります。
思い付きでできたものでしたが、調整するとPSYフレーム型よりはるかに安定した構築になりました。まだこの型は他に組んだ方はいないと思っています。
ここまで長々と話しましたが、構築を見てもらった方が早いので載せたいと思います。
構築です。
ランク4を立てやすいTime Thiefと同じくランク4を立てやすい蠱惑魔を組み合わせた型になります。
それでは解説していきたいと思います。
<メイン>
・Time Thief Winder
星4/闇属性/サイキック族/攻1800/守1300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「Time Thief Winder」以外の「Time Thief」カード1枚を手札に加える。
召喚・特殊召喚成功時にデッキからTime Thiefカードをサーチできます。
現在、このカードのサーチ先のカードはそこまで多くないですが、基本の動きはTime Thief Regulator(後述)の効果で特殊召喚し、Time Thief Hack(後述)かTime Thief Flyback(後述)の手札に無い方をサーチするという形になります。
また手札が整っていない場合はこのカードを通常召喚して後続のTime Thief Regulatorをサーチすることも考えられます。
エクシーズ素材を取り除いて特殊召喚できる効果は、Time Thief エクシーズモンスター以外からも取り除けるため他エクシーズモンスターを立てた際に余った素材を使ったりといったことも可能ですが、この効果はあまり使う機会はないです。
新規が増えればそれだけ有用性が上がるカードなので、ダークネオストーム以降での新規が待たれます。
・ティオの蠱惑魔
蠱惑魔モンスターです。
役割は、2ターン目以降の素材に使ったり破壊された蠱惑魔を再利用しランク4を立てること、またセラの蠱惑魔の効果で特殊召喚し落とし穴罠を再利用することです。
通常の蠱惑魔デッキと役割はほとんど同じですが、蠱惑魔を再利用して即座にランク4が作れること、あまり使わないですが落とし穴罠を再利用できる点はTime Thief デッキではとても有用です。
トリオンの蠱惑魔(後述)を蘇生すれば伏せカードをケアしつつ、Time Thief Redoerにつなげられる点も優秀だと思います。
ただ先行では使わないカードであり、特殊召喚も容易であるため2枚で十分だったため、2枚採用しています
余談ですがこのデッキで一番値段が高いカードです。(なんで再録しなかった…)
・トリオンの蠱惑魔
蠱惑魔モンスター2種目です。
このカードは召喚成功時に、落とし穴、またはホール罠カードをサーチすることができ安定して妨害を構えることを可能とするカードでこのデッキでは極めて重要なカードです。
このカードで罠をサーチ後、セラの蠱惑魔をリンク召喚→シェードブリガンダイン(後述)を起動することでセラの蠱惑魔(後述)+罠を素材にしたTime Thief Redoer+伏せカードという盤面を作ることができ非常に強いです。
Time Thief Redoerの性質上、Time Thief は盤面を空けてしまうデッキであるため安定して妨害を張ることができ、かつランク4を立てやすい蠱惑魔モンスターたちとこのテーマは相性がいいと思います。この点に関しては他の項でも解説したいと思います。
またトリオンは打点が1600とそこそこで、特殊召喚時に相手の魔法罠を破壊することができ腐る場面が無いカードであり、初手のトリオン+シェードブリガンダインという動きがとても強く手札に欲しいカードであるため、3枚入れています。
・カゲトカゲ
自分がレベル4のモンスターの召喚に成功したときに手札から特殊召喚できるカードです。
Time Thief Winderの効果は場合の任意効果でありタイミングを逃さないため、このカードと手札にあればWinderスタートでもTime Thiefカードをサーチしつつランク4を立てることができます。
ただし、蠱惑魔モンスターの場合はタイミングを逃すため注意が必要です。
似たような役割のカードとしては他にゴブリンドバーグや召喚僧サモンプリースト、SPYRAL‐ダンディ、フォトンスラッシャー等が挙げられます。
しかし、ゴブリンドバーグやサモンプリーストはエフェクト・ヴェーラーや灰流うらら等の妨害が刺さりやすいため手札で発動し特殊召喚できるカゲトカゲはそれらが刺さらず安定して特殊召喚できるという理由でこちらを採用しています。
SPYRAL‐ダンディは、イラストがTime Thief ととてもマッチしており、同じく簡単に特殊召喚できるモンスターですが相手のデッキトップを当てる必要があり私は全く当てられず安定しなかったため泣く泣く断念しました。
フォトンスラッシャーは、召喚条件から2ターン目以降に使いづらいという理由で採用していません。
カゲトカゲは初手の手札に欲しいので3枚です。
・Time Thief Bezel Ship
星4/闇属性/機械族/攻1000/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースし、自分フィールドの「Time Thief」Xモンスター1体を対象として発動できる。
相手の墓地のカード1枚を選び、そのモンスターの下に重ねてX素材とする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのXモンスターのX素材を1つ取り除いて発動できる。
墓地のこのカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
(1)の効果は相手の墓地のカードを素材にできるという面白い効果で、フリーチェーンで発動できる点がとても優秀です。
このカードが盤面に残っているということはあまりないのですが、このカードを出しておくことで相手の墓地利用をけん制することができ、ネオスフュージョンや復活の福音などの墓地で起動するタイプのカードをケアしつつ安全に除去を行うことができます。
相手の蘇生カードにチェーンすれば、蘇生対象を吸収することで相手のカードを不発にしつつエクシーズモンスターの素材を増やすことができます。
(2)の効果は墓地からの特殊召喚で、自身の効果で蘇生して場を離れた場合は除外されてしまいますが、蘇生したこのカードで再度エクシーズ召喚し、素材として取り除けば墓地に送られるため、実質的に何度も再利用できるカードです。
主に、蘇生後エクシーズ召喚することが多いですが墓地に複数枚ある場合は(1)の効果を使用するために盤面に残しておくという動きも視野に入ります。
状況に応じて使い分けましょう。
これを書いているときに思いついたのですが、攻守が1000/2000で死のデッキ破壊ウイルス、影のデッキ破壊ウイルスに対応しており自身の効果でリリースすること、Time Thiefモンスターはすべて闇属性であることからデッキ破壊ウイルスやディアボロスを組み合わせた型も面白いかもしれません。
・カズーラの蠱惑魔
蠱惑魔モンスター3種目です。
主な役割は自身の効果による後続の確保、盤面の補強ですが正直自由枠です。
このデッキではどうしても、相手への妨害、空いた盤面のケアを伏せカードに依存してしまう面が強く伏せ除去に弱い点があります。
そのため、手札から落とし穴、ホールを発動することを可能にするアトラの蠱惑魔、また他の妨害札に枠を割くのもありだと思います。
・Time Thief Regulator
星4/闇属性/機械族/攻 600/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「Time Thief Regulator」以外の「Time Thief」モンスター2体を守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
(2):このカードが墓地に存在し、自分のXモンスターが戦闘で破壊された場合に発動できる。
墓地のこのカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
(1)の効果はとても強力で、このカード1枚でランク4を立てることができ、レスキューキャットなどと違い効果が無効になるといった制約もなくただただ強いカードです。
このカードでWinderを特殊召喚すれば、さらにTime Thief カードをサーチできるた、実質手札消費ゼロでカードをサーチしつつランク4を立てられるカードです。
現在このカードの効果で特殊召喚できるのは、WinderとBezel Shipの2種のみですが、新規が来ればさらに有用性が増し強力になります。
十二獣のようにエクシーズ素材にしているモンスターに効果を付与するカードがくれば状況によって使い分けができるようになり非常に強力になりますね。
今のカードプールでは、Time Thief には万能サーチが無い為このカードを安定して運用することが難しいですが、新規で万能サーチが来れば化けると思います。
(2)の効果はエクシーズモンスターが戦闘で破壊された時に墓地から自身を特殊召喚できる効果ですが、Time Thief Redoerは自身の効果で逃げることができるため現状ではあまり発動する機会はありません。
破壊されるモンスターはTime Thief Redoerでなくてもよいものの、後続のモンスターが残っていては蘇生したところですぐに破壊されてしまうためです。
ただこのカード1枚を残すことができれば、次のターンに効果をつかって再度ランク4を立て、戦線を立て直せるのは強いですが。
新規のTime Thief エクシーズモンスター次第では使えるようになるかもしれません。
<魔法>
死者蘇生、ハーピィの羽箒は特に説明することが無い為省力。
・墓穴の指名者
言わずと知れた手札誘発殺しのカードです。
このデッキでは主に、Time Thief Regulatorの効果に対して使われる灰流うらら、増殖するG等をケアするために使います。
Time Thief Regulatorに灰流うららを食らってしまうと盤面に何もない状態でターンを渡すことになり、そうなるとほぼ負けです。
またTime Thief、蠱惑魔ともにデッキを触る機会が多く特殊召喚も多用するためGも刺さるため採用しました。
私の構築記事では、あくまでフリーや友達同士での対戦をメインとして考えているため、周りの環境次第では他のカードに変えてもいい枠です。
・Time Thief Hack
永続魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのXモンスターは
特殊召喚されたターンには相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時までそのX素材の数×300アップし、
元々の持ち主が相手となるカードをX素材としている場合、
さらにこのターン、そのモンスターは直接攻撃できる。
(1)の効果はエクシーズモンスターに耐性を付与する効果です。
テキストの通り、耐性が付与されるのはTime Thiefエクシーズモンスターだけでなく、全てのエクシーズモンスターに付与されます。
そのため、例えば自ターンで出したホープザライトニングに耐性が付くため、戦闘以外での除去を防ぎほぼ確実に役割を遂行することができます。
対象耐性がつくため、エフェクト・ヴェーラーや無限泡影などを受け付けず安心してカステルなどの起動効果を使える点も優秀である程度の汎用性があります。
(2)の効果は、打点上昇の効果と相手のカードを素材にしていれば直接攻撃できるという効果です。
Time Thief Redoerは自身の効果で、またBezel ShipやFlybackといったカードで相手のカードをエクシーズ素材にできるため効果が発動するのは比較的容易です。
基本的には素材を相手から補充しつつ、このカードで相手のライフを直接削って勝利を目指すことになります。
また、この効果もエクシーズモンスターすべてに対応しているため、No.101サイレントオナーズアークナイトや無限起動エクシーズモンスターなどがこのカードの効果を無理なく使用できるモンスターとして挙げられます。
新規がきても変わらず採用できカードだと思います。枚数を減らす理由も無いので3枚採用しています。
・Time Thief Flyback
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの「Time Thief」Xモンスター1体を対象として発動できる。
手札・デッキから「Time Thief」カード1枚を選び、そのモンスターの下に重ねてX素材とする。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「Time Thief」Xモンスター1体を対象として発動できる。
相手の墓地のカード1枚を選び、そのモンスターの下に重ねてX素材とする。
(1)の効果は、Time Thiefエクシーズモンスターに素材を補充する効果です。
このカードによって、必要に応じて必要な種類の素材をTime Thief Redoerに加えることができます。
大体は、(2)で墓地発動効果もあるFlybackをデッキから加えることが多いですが、シェードブリガンダインからスタートしている場合はhackを選択する場合もあります。
こちらも十二獣のような効果をもつモンスターや魔法罠が欲しいカードですね。
とにかく現状では選択肢が狭いカードなので新規が待たれるカードです。
(2)の効果は、Bezel Shipと同じくフリーチェーンで相手の墓地からカードを素材にする効果です。
このカードとBezel Shipがあることから、このテーマは墓地利用を行う相手に対してはとことん強く、使いどころを見極めれば落とし穴罠などと組み合わせて相手に何もさせない動きも可能です。
また墓地に送られたターンに発動できるため、手札コストに使用した場合や、エクシーズ素材として取り除いた場合も場にエクシーズモンスターがいればすぐに起動できる点はとても優秀です。
ただTime Thief Redoerが場に残っている状況はあまり多くは無い為、新規のエクシーズモンスターは場に残って効果を発揮できるタイプのものが欲しいです。
<落とし穴罠>
メインの妨害札になります。
この中からトリオンやセラの蠱惑魔で必要なものをサーチ、セットして使っていきます。
私がこのデッキを回していて強いと思ったものや、使えると思ったものを採用していますが、好みで枚数調整ができる枠です。
・奈落の落とし穴
有名な落とし穴罠です。
高打点のモンスターを中心に除外することで再利用をしづらくさせる役割があります。ピン差ししていますが後述の狡猾な落とし穴の枠をこのカードに使ってもいいかもしれません。
ティオで再利用でき、2枚以上使う場面もそこまでなかったため1枚採用しています。
・底なし落とし穴
着地したモンスターを裏側守備表示に変更し、表示形式の変更を不可にします。
現在のリンク環境では割と刺さるカードで裏側のモンスターはリンク素材に使用できないため、例えば出てきたチューナーを裏側にすることでハリファイバーへのアクセスを妨害することができます。
また相手がEXモンスターゾーンにりんくもんすたーを以外のモンスターを出した場合、そこに使用することで相手のEXモンスターゾーンの使用を不可にできます。
Time Thiefはhackの効果によって直接攻撃ができるため、裏側にしたモンスターを無視して攻撃することができ、相手の展開を妨害しつつ裏側のモンスターが邪魔にならないという点で相性がいいです。
感覚はゴーストリックに近いですね。
初手に欲しいカードなので3枚入れています。
・電網の落とし穴
デッキまたは墓地から特殊召喚に成功したモンスターを裏側で除外する効果を持っています。
一見使いどころが難しいカードですが、ハリファイバーの効果でデッキから特殊召喚されたチューナー、終末の騎士の効果で墓地に送られ蘇生されたデストルドー、竜の霊廟の効果で墓地へ送られ蘇生したダークヴルム、ドラコネットの効果で特殊召喚されたモンスターなどかなり範囲は広く、軸の動きを妨害できるため使ってみると意外と強いカードです。
とはいうものの、複数枚積んではやはり腐ってしまうこともあり、またトリオンでサーチが可能、フレシアの蠱惑魔(後述)でデッキから発動できるという点を考え、1枚のみ採用しています。
・狡猾な落とし穴
墓地に罠カードが無い場合に、フィールドのモンスターを二枚破壊できる罠です。
フリーチェーンで、相手のモンスターを破壊できるといえば強いのですがこのデッキはとにかく罠を多用するため発動タイミングは意外と難しかったりします。
しかし、効果が発動できれば1:2交換ができる性能は素晴らしく相手の初動を止めたり、厄介なモンスターを除去するカードとして優秀なカードです。
フレシアの効果でデッキからの発動ができ、トリオンのおかげでサーチが容易であり制約のこともあり1枚で機能すること、そして何より個人的に好きなカードなので採用しています。
・幻影騎士団シェードブリガンダイン
このカードは、墓地に罠が存在しない場合セットしたターンに発動でき、レベル4のモンスターとして特殊召喚できる効果を持っています。
つまりこのカードとレベル4のモンスター1体でランク4を立てられるということでこのデッキではとても大きな役割を持ちます。
このカードを引けていれば、Regulatorを初手に引けていなくてもTime Thief Redoerを立てる動きをすることができます。
加えてこのカードが罠カードであるという点がとても重要で、このカードでスタートした場合はFlybackを経由せずにTime Thief Redoerの効果を使用することが可能になります。(後述)
また通常罠であることから、セラの蠱惑魔の効果を誘発することができ、蠱惑魔の展開もこのカードで行うことができます。
動くために必須のカードであるため3枚です。
・神の宣告
このデッキは、相手への妨害を伏せカードに依存しており、またhackなども使用するため魔法罠除去が飛んできやすいです。
そのため、主な役割はハーピィの羽箒やツインツイスター等を止めることになります。
それらを止めるだけならスターライトロードでもよさそうですが、神の宣告は1枚のみの破壊にも対応する点、また無効範囲が広く展開を止めるカードとしての役割もあるため、こちらを採用しています。
<EXデッキ>
・Time Thief Redoer
ランク4/闇属性/サイキック族/攻2400/守2000
レベル4モンスター×2
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(2):このカードの、カードの種類の異なるX素材を3つまで取り除く。
その後、取り除いたX素材のカードの種類によって以下の効果を適用する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
●モンスター:このカードをエンドフェイズまで除外する。
●魔法:自分はデッキから1枚ドローする。
●罠:相手フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主のデッキの一番上に戻す。
めちゃくちゃ効果盛られてます。
(1)の効果は相手のデッキトップのカードを自身のエクシーズ素材にするという効果で、この効果によって素材を補充し続けることができます。
また先行を取っている場合は、カードによっては相手のデッキが判別できるという点が地味ですが便利ですね。
めくれるカードによっては相手が1枚しか積んでいないカードを奪うこともでき、ランダム性が強い効果ですが、対面する厄介な効果です。
(2)の効果はフリーチェーンで素材の種類によって様々な効果を発揮できる効果でこのカードのメインの効果になります。
モンスターを取り除いた場合の効果は自身の除外で、相手の除去や戦闘からにげることができ、戦線を維持し続けることができます。
この効果は(1)の効果と同一チェーン上で発動できるため、(1)の効果に対して幽鬼うさぎ等の妨害をかまされたとしても逃げることが可能であるためとても優秀です。
またサイキック族であることからPSYフレームロードΛの効果を誘発させることができ、自身を逃がしつつ後続のPSYフレームカードをサーチすることができます。
そして素材を簡単に掃けるランク4を闇属性であるということから、幻影騎士団を混ぜた型では外神アザトートを立てるのに使われます。この動きは非常に強いですね。
ただし、この効果でフィールドに帰還した直後は素材が無く隙ができるため注意が必要です。
魔法を取り除いた場合は1枚ドローできます。モンスターを素材として持っていればTime Thief Redoerを逃がしつつ手札を補充できます。
最近のデッキには魔法カードもそれなりに含まれているため、発動機会は多いと思います。
罠カードを取り除いた時の効果が非常に強力で、相手のカードを対象を取らないデッキバウンスを行うことができます。
デッキトップに戻すためドローロックをすることができ、相手ターンに使用した場合は次の自分のターンに(1)の効果でそのまま素材にしてしまうことが可能です。
Time Thiefではこの効果を狙うために、Flybackの効果でFlybackを素材に加えることによってこの効果を使い盤面を取っていきます。
また前述したシェードブリガンダインがとても相性が良く、Redoerを立てつつ罠カードを素材に加えた状態を作ることができ初動として一番強い動きになります。
最近のデッキでは罠カードの採用は少ないですが、(1)の効果で吸収出来たらおいしいです。
対象をとらないバウンス効果は防がれづらいため、この効果によってほとんどのモンスターを除去することができます。
そのため、このデッキではこの効果で除去できないカードを各種罠カードや後述の汎用エクシーズモンスターで対処することになります。
・フレシアの蠱惑魔
蠱惑魔のエクシーズモンスターです。
このデッキの動きの軸になります。
Time Thief Redoerは自身の効果でEXモンスターゾーンを空けることができるため、2ターン目以降にこのカードを立てて相手の妨害をしていきます。
セラの蠱惑魔からスタートした場合でも、セラの蠱惑魔のリンク先が空くためそこに置くことができます。
この構築を考えるにあたって、Time Thief Redoerは盤面を空けてしまうためその盤面に居座って強いカードを考えたところこのカードに至り、そこからTime Thiefと蠱惑魔を組み合わせるという発想がうまれました。
守備力が2,500と高く、デッキから落とし穴を発動できるためこのカードを突破できるカードを出させない動きが可能です。
また、素材が無くなればセラの蠱惑魔に変換できるためEXからの特殊召喚で邪魔になることもありません。
基本はこのカードとTime Thief Redoerを中心に相手を妨害しつつビートダウンしていきます。
・セラの蠱惑魔
蠱惑魔のリンクモンスターです。
通常罠が発動した場合に、デッキから場に同名が存在しない蠱惑魔モンスターを特殊召喚する効果、蠱惑魔モンスターの効果が発動した場合にデッキから落とし穴、ホール通常罠をセットできる効果を持っています。
これらの効果は非常に強力で、トリオンの蠱惑魔を通常召喚→このカードをリンク召喚し、手札のシェードブリガンダインを発動→デッキからトリオンの蠱惑魔を特殊召喚するとトリオンの蠱惑魔の強制効果が発動します。
するとセラの蠱惑魔の効果が誘発するため、セラの蠱惑魔+罠を素材にしたTime Thief Redoer+落とし穴二枚という盤面を作ることができます。
これは蠱惑魔の基本の動きですが、Time Thief に流用することで相手からするととても厄介な盤面になります。
また前述したようにTime Thief Redoerは自身の効果でこのカードのリンク先を空けることができるため、リンク1のこのカードでも次ターン以降のエクシーズ召喚を問題なく行うことができます。
ただ、打点が800しかなく戦闘には滅法弱い為、罠でうまく守ってやる必要があります。
<汎用枠>
残りの枠は基本的に汎用枠となります。
主な役割は戦闘補助、盤面に残ってアドバンテージをとる、妨害をするといったものです。
この構築はランク4を立てることを意識した構築なので、好みや使いやすさによって調整できると思います。
・SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング
・CNo.39 希望皇ホープレイ
・No39 希望皇ホープ
戦闘補助です。
このデッキは効果破壊や除去が割と豊富ですが、RR‐アルティメットファルコンのような効果を受けないといった強力な耐性をもつモンスターを戦闘で突破するために入れています。
・No.101 S・H・Ark Knight
・鳥銃士カステル
除去札です。特にアークナイトはhackの恩恵を受けられるため相性はいいです。
・深淵に潜む者
フレシアの蠱惑魔と同じく盤面に居座って妨害する役割です。このカードを組み合わせることで徹底した墓地利用メタを行います。
・ガガガガンマン
戦闘補助とバーンによる打点調整の役割があります。
居座って伏せカードを除去できる竜巻竜とかの方がいいかもしれません。
・PSYフレームロードΛ
蠱惑魔以外のエクシーズモンスターを出した際に、それをリンク素材にしてどける役割があります。
汎用性が高く優秀です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
Time Thiefはまだメインのカードが少ない為、最初に話した通り色々な構築ができ拡張性があるテーマだと思います。
使っていてとても動きが面白いですし、カードがすべてノーマルであるため構築次第では安く組むことができます。
(イラストがとてもいいので光ってほしかった)
テーマパーツも優秀で、新規次第では強力なテーマになると思います。
海外のダークネオストームは5月くらいらしいので楽しみです。
新規が来たらまた構築記事を上げたいと思います。
それでは。