ゴーストリックver2019~遊戯王テーマデッキ構築2~
こんにちは、kohinatashです。
前々から組みたいと思っていたゴーストリックデッキのデッキ構築がまとまったので紹介と中身の解説をしていきたいと思います。
ゴーストリックは回していて必要だと思うカードが多く、自分としてはまだまだ改善の余地があると思いますが、これからゴーストリックを組みたいと思う方の参考に少しでもなってくれれば幸いです。
では解説に入ります。
<デッキ構築>
(テキストは長すぎるので省略)
左上から順番に解説していきます。
【メインデッキ】 42
<モンスター>
○海亀壊獣ガメシエル
主にリンクモンスターを除去するためのカードです。ゴーストリックは後攻を取った場合、場に表側表示のゴーストリックモンスターが存在しないため、セットしかできません。
そのため、次のターンまでリンクモンスターを放置してしまうと詰んでしまうため、返しのターンでゴーストリックパニック(後述)等で裏側にできるようにするために必須です。
また、
・ゴーストリックは打点が低くモンスターとの戦闘で勝つのは難しい
・カード効果を受けないといった強力な耐性をもったモンスターやリンクモンス ターといった裏側にできないモンスターに対処できない
・ゴーストリックモンスターの共通効果のためにどうしても盤面のモンスターへの対応が鈍すぎる(無効効果を持った大型モンスター一枚で詰むこともあり得る)
といった点を解消するために採用しています。
この枠には、他に拮抗勝負やラーの翼神竜ースフィアモードーなどが考えられましたが閃刀姫のように一体だけモンスターを立ててくる相手や、RR-アルティメットファルコンのような相手に対処不可能になってしまうため今回はガメシエルを採用しています。
改善の余地ありです。
○ゴーストリック・シュタイン
相手に戦闘ダメージを与えたときに、デッキからゴーストリック魔法罠をサーチできるモンスターです。
打点が1600ありゴーストリックの中ではかなり高い打点、フィールド魔法発動下ではダメージソースになりかつデッキの潤滑油として役割を果たします。
そのため、最初は二枚採用していましたが
・フィールド魔法がないと仕事ができない
・ゴーストリック魔法罠のサーチは駄天使でも十分であり、デュラハンやアルカードの効果で再利用できる
・サーチが容易である
といった点から一枚になりました。
実際に回していると前半でほしい場面があまりなかったため個人的にはこの枚数でよいと思いますが、好みで調整でいいと思います。
○カオスポッド
採用理由は半分ネタです(笑)
出せたら強いくらいのカードですが、ゴーストリックパニックと併用することでフリーチェーンの盤面除去札になります。
リンクモンスターを並べられた場合でもまとめて除去ができ、後半の特殊召喚する効果は裏側守備で行うためゴーストリックとは好相性です。
このカードが活躍した場面は今まで無いですが、引けていれば活躍の機会は必ずあると思うので一枚採用です。
この枠は好みの範囲になるので、他の枠と相談して考えるとよいでしょう。
○ゴーストリック・キョンシー
このカードは、リバースしたときに表側表示のゴーストリックモンスターの数以下のレベルを持つゴーストリックモンスターをデッキから手札に加えるカードです。
このカードはデッキの潤滑油であり、序盤はマリーやランタン、モンスターが並べば人形やシュタインなどさらなる展開につなぐことができるためカードであるため三枚必須です。
また守備力も1800あり、ゴーストリックパニックや底なし落とし穴(後述)で相手の展開を遅らせている場合、モンスター同士での殴り合いになることも多いのですがこのステータスであるため中々倒されることがなく、アドバンテージを稼ぎ続けてくれます。
ゴーストリックパニックを併用することで相手ターンでもサーチを行えるため、初手の手札に欲しいカードです。
また、ゴーストリックのレベル3モンスターは扱いが難しいものが多いため、普通に採用出来る数少ないアルカードのエクシーズ素材としての役割もあります。
○ゴーストリックの魔女
1ターンに1度、相手モンスター1体を対象にして裏側守備にできるモンスターです。
ステータスはそこそこで、主に送り付けたガメシエルを裏側にしたり返しのターンで表側表示のモンスターを裏側守備にする役割があります。
ゴーストリックは相手のモンスターを直接裏側守備表示にできるカードがそこそこありますが即効性がないものが多いです。
その中で魔女は自分のターンに起動効果で能動的に、相手モンスターを裏側守備表示にできるため個人的に一枚は欲しいカードです。
ゴーストリック以外のカードでは、同じ効果を持つカードとして月の書が候補に挙がりますが魔女はサーチができる点と、再利用が可能な点で差別化できていると思います。
効果は優秀ですが、相手の盤面依存になってしまうこと、レベルが2であるためキョンシーによるサーチや人形(後述)によるリクルートが容易であるという点を考慮し一枚のみとなりました。
調整は可能だと思います。
○ゴーストリックの雪女
このカードは戦闘破壊されると、このモンスターを破壊したカードを裏側守備表示に変更しさらに表示形式の変更を不可能にする効果を持っています。
主な役割は、対象を取らない効果であるため厄介なモンスターに対して自爆特攻を行い裏側守備表示にしてしまう、またゴーストリックマリー(後述)でバトルフェイズに特殊召喚し相手をけん制するといった感じです。
打点も1000あるため、ダメージソースとしても機能します。
相手依存の効果ですが、自爆特攻によってその弱点を解消できリクルートしやすいアタッカーなので思ったより使いやすいモンスターです。
またゴーストリックサキュバス(後述)のエクシーズ素材にもなり、サキュバスから駄天使につなぐ役割もあるため複数枚欲しいです。
他のレシピを見てみると雪女を採用している構築はそんなにない感じがしますが、何よりデザインがとても好みであることが一番の採用理由です(笑)
○ゴーストリックの人形
ついついにんぎょうと読みがちですが読み方はひとがたです。
リバースしたときにエンドフェイズ時にフィールドのすべてのモンスターを裏側守備表示に変更し、裏側守備表示になったモンスターの数以下のレベルを持つゴーストリックモンスターをデッキから裏側守備表示で特殊召喚します。
ゴーストリックデッキの潤滑油であり、もちろん相手ターンでも発動できるため維持すればするだけアドバンテージを稼ぐことができます。
ゴーストリックモンスターはレベル4以上のモンスターが存在しないため、三枚裏側守備表示にできればデッキのすべてのゴーストリックモンスターがリクルート対象になるためとても優秀です。
また、ゴーストリックパニックとの併用で相手ターンに発動すれば返しの自分のターンには相手のモンスターはすべて裏側守備表示になっているため、モンスターをデッキからリクルートしつつゴーストリックにとっては最高の盤面を作ることができます。
自分のターンに発動すれば自動的に裏側守備表示になるため、ゴーストリックパニックの条件を満たすことができ、ゴーストリックエクシーズモンスターは自身を裏側にする効果を持たないためフィールド魔法発動下では戦闘から守ることができます。
特殊召喚するのはエンドフェイズであるため、効果が通ればほぼ確実にモンスターを増やすことができ動きの軸になるカードなので三枚欲しいカードです。
このカードとゴーストリックパニックを引けていればとりあえず展開はできることが多いので全力で引きに行きたいカードです。
○ゴーストリック・フロスト
相手の直接攻撃宣言時に、手札で発動できこのカードを裏側守備表示で特殊召喚しつつ攻撃してきたモンスターを裏側守備表示にするカードです。
この効果は、雪女と同じく対象を取らない効果で対象耐性をもつモンスターを抑えつつ展開につなぐことができます。
効果は優秀ですが、フィールド魔法を引けていることが前提の効果であり複数枚積んでしまうと、初手に来て腐る、フィールド魔法が無いとただのレベル1のバニラモンスターと大差なく思ったより使いづらさが目立ちました。
しかし、
・フィールド魔法さえあれば優秀なカードであること
・レベル1であるためキョンシーでのサーチが容易なこと
・できるだけ初手に引きたくないカード
ということから一枚だけ採用しました。
ここは好みでランタンやマリーでもいいと思います。
○ゴーストリック・ランタン
相手の直接攻撃宣言時とゴーストリックモンスターが攻撃対象にされた時に自身を手札から特殊召喚しその攻撃を無効にする効果を持っています。
こちらは前述のフロストと違い、裏側守備表示にする効果は無いですがゴーストリックモンスターを戦闘破壊から守ることができます。
ゴーストリックモンスターはそもそも裏側守備表示になっていることが多く、この効果を使うことはあまりなさそうに見えますが、
・エクシーズモンスターを裏側守備表示にできなかった場合
・ゴーストリックパニックを使用してゴーストリックモンスターを表側にしたとき
などの場合は活躍します。
ゴーストリックはゴーストリックアウト(後述)等で効果破壊から守る手段はありますが、フィールド魔法があることでそもそも戦闘を積極的に行うデザインがされていないためなのか戦闘破壊から守るカードが少ないです。
それらの弱点をランタンを使うことでそれらの隙をカバーし展開につなぐことができます。
それらの点からフロストとは差別化できており、相手ターンに発動した人形の効果を邪魔しないこと、リンクモンスターの攻撃も無効にできるといった点が優秀です。
しかし、
・三枚積むと初手で腐ることが多かったこと
・キョンシーによるサーチが容易であること
といった点はあるもののフロストよりも範囲が広いことから二枚採用しています。
○ゴーストリック・スペクター
自分のゴーストリックモンスターが戦闘・効果で破壊された時、自身を手札から特殊召喚しデッキから一枚ドローするカードです。
フィールド魔法発動下では効果破壊にしか対応せず、効果破壊に対してはゴーストリック・アウトがあるため発動機会は実はそこまで多くないです。
大体は、フロストやランタンを特殊召喚した次のターンに通常召喚しデュラハンになることが多いです。
しかし、フィールド魔法が引けていないときはそうでもなく破壊されたゴーストリックをドローに変換し場にモンスターを出せること、戦闘でキョンシーがリバースした場合は効果でサーチし、キョンシーが破壊された場合はそのまま発動できる点から全く使えないカードというわけではないです。
採用枚数については、複数枚積むと腐ってしまうため一枚、もしくは入れないという選択肢もあると思います。
この構築ではフィールド魔法を引けていないときに活躍でき、他のレベル1ゴーストリックと異なり、フィールド魔法が前提となる効果ではなくそこそこ使う場面があったため一枚入れています。
○ゴーストリック・マリー
自分がダメージを受けたときにこのカードを手札から捨てることで、デッキからゴーストリックモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する効果を持っています。
フィールド魔法発動下ではお互いに直接攻撃になるため発動機会は多く、キョンシーや人形と違い特殊召喚先のモンスターのレベルは問わないため非常に優秀なカードです。
レベル1であることからキョンシーによるサーチが容易な点も素晴らしいと思います。
しかし、
・フィールド魔法発動が前提の効果であること
・三枚積むと初手で腐ることが多いこと
・キョンシーでのサーチが容易であること
といった点があり手札に欲しいものの腐ることもままあるといったことから二枚採用しました。
<魔法>
・ハーピィの羽箒
伏せ除去です。
スキルドレインや王宮のお触れいったようなゴーストリックにおいて厄介なカードは割と多くツインツイスターなども欲しいですが、正直枠が無いです。
使いどころを見極めましょう。
・大熱波
使用した次の自分ターンまで通常召喚、特殊召喚を封じる効果を持っています。
相手の展開をほぼ完全に阻害することができ、ゴーストリックは手札の状況にかなり左右されるため時間稼ぎの役割も持ちます。
一見自分にも害があるように見えますが、モンスターのセット、反転召喚は行えるためゴーストリックデッキでは特に影響がありません。
ただし、フロストやランタン、マリーなどの効果も使えなくなってしまう、使ったターンは壊獣による除去ができないためその点は注意する必要があります。
先行で初手に必ず打ちたいカードなので三枚必須です。
○テラ・フォーミング
フィールド魔法をサーチするカードです。
ゴーストリックデッキはフィールド魔法を発動できなければ、何もできないといっても過言ではないので必須です。
他に同じくフィールド魔法をサーチできるメタバースなども候補に挙げられますが、
・あちらは罠であるため即効性が無いこと
・一枚でも引いていればリフォーム(後述)で同じような役割をこなせること
・単純に枠が足りないこと
から今回の構築では採用していません。
○強欲で謙虚な壺
デッキの上から三枚めくりその中から一枚選んで手札に加える代わりに使用したターンに特殊召喚できなくなる誓約効果を持っています。
ゴーストリックでは先攻後攻1ターン目は特殊召喚することがほとんど不可能であるため、デメリットを気にせずに使うことができ相性がいいドローソースです。
ドローソースとしては他に闇の誘惑が有力です。
あちらは二枚ドローしその後手札の闇属性を除外、できなければ手札をすべて捨てるとうものですが特殊召喚は問題なくできます。またゴーストリックは闇属性で統一されているためデメリットもそこまで気にならないと思い最初は三枚採用していました。
しかし、回しているとゴーストリックは手札から除外してもいいカードが少なく意外と使いづらい、全く使わない試合が多かったため他のドローソースを考えた結果、強欲で謙虚な壺になりました。
ただし、三枚採用は盤面を展開したい中盤や、後半は使えない場面がでてくるため二枚採用にしました。
○闇の護封剣
発動処理として相手のモンスターをすべて裏側守備表示に変更し、その後2ターンの間相手の表示形式変更を不可能にします。
後攻で対象を取らずに能動的に相手のモンスタすべての表示形式を変更できること、また表示形式の変更を不可能にするため、裏側守備表示にしたモンスターの利用を防ぐことができ、ゴーストリックにおいては後攻で盤面を取るカード、盤面をつくるカードとして大きな役割があります。
また後者の効果から、大熱波とおなじく時間稼ぎもこなすことができます。
このカードは、後攻1ターン目には確定でほしいカードの1枚ですが
・先行では腐ってしまうこと
・強欲で謙虚な壺で持ってくることが出来ること
・壊獣と違って直接的な除去にはつながりづらいこと
といった点から二枚の採用です。
他の採用カード次第では三枚でもいいと思います。
<ゴーストリックフィールド魔法>
ゴーストリックのフィールド魔法は、お互いに裏側守備表示モンスターを攻撃対象に選択できず、相手のモンスターがすべて裏側守備表示の場合、プレイヤーに直接攻撃できるという共通効果を持っています。
○ゴーストリック・ミュージアム
ゴーストリックのフィールド魔法の1枚です。こちらはお互いのプレイヤーに戦闘ダメージを与えたモンスターを裏側守備表示にする効果があります。
この効果は対象を取らず、その効果から相手の攻撃をけん制することができます。
しかし、ハウス(後述)と異なりダメージを軽減する効果を持っていないためそのまま受け続けていると普通に負けます。
それに加えて、この効果は自分にも及ぶため人形の効果を使用する際に邪魔になってしまうため、使いどころが難しいカードだと思います。
フィールド魔法があってかつ、相手モンスターを裏側にしたいだけならフロストでもいいためです。
使い方としては、フロストを持っていない際に相手が攻撃してきたところにリフォームで張り替えのが主になります。そのため1枚のみ採用です。
○ゴーストリック・ハウス
ゴーストリックフィールド魔法の1枚です。こちらは、ゴーストリックモンスター以外が与える戦闘ダメージ、効果ダメージを半分にする効果を持っています。
このフィールド魔法はこちらだけが一方的にダメージを与えることができ、ミュージアムと違いこちらの効果発動の邪魔になるといったこともありません。
これを発動しておけば、ゴーストリック・マリーの効果を最小限のダメージで発動できます。また相手に押し付けた壊獣による戦闘ダメージも半分になるため、高打点のモンスターを相手に与えるデメリットをほぼ無視できます。
また、効果ダメージも半分になるためチェーンバーンなどにも強くなります。
確実に発動しておきたいカードなので三枚必須です。
○ゴーストリック・アウト
手札のゴーストリックモンスター1枚を相手に見せることで、そのターン自分の裏側守備表示のカードとゴーストリックカードが効果の対象にならず、効果で破壊されなくなる効果を持っています。
フィールド魔法や並べたゴーストリックモンスターを全体除去から守ることができ、対象にもとられなくなるため、実質的に破壊以外の除去にも強くなります。
これらの効果から最初は二枚積んでいました。
しかし、このカードには弱点があって裏側守備表示のカードを対象に取れなくなるためこのカードを発動したターンはゴーストリックパニックがつかえなくなってしまいます。
ゴーストリックパニックが使えないと結果的に除去から守れたとしても残ったモンスターでメイン2に展開されてしまうといったことも考えられます。
そのため、使うタイミングには注意する必要があります。
この点に加えて、駄天使やシュタインでのサーチも可能であるため1枚のみ採用です。
○ゴーストリック・リフォーム
・自分のフィールドのゴーストリックフィールド魔法1枚を手札に戻し、デッキからゴーストリックフィールド魔法を発動する効果
・墓地からこのカードを除外して、自分のゴーストリックエクシーズモンスター1体にEXデッキからゴーストリックエクシーズモンスターを重ねる効果
の2つの効果があります。
1つ目の効果はフィールド魔法を張り替える効果です。
主な役割は、フィールド魔法が対象に取られた時に回避しつつ張り替えること、全体除去をもらった際にフィールド魔法を回収することです。
同名カードを張りなおすことも可能で、このデッキではミュージアムをハウスに交換できることから使う機会はそこそこ多いです。
2つ目の効果は、ゴーストリックエクシーズモンスターを別のゴーストリックエクシーズモンスターにする効果です。
このデッキでは、使い終わった駄天使や出したデュラハンを直接アルカードに変換するために使用します。
またスペルスピードが2であることから、フリーチェーンで発動できるためゴーストリックエクシーズモンスターを対象に取る除去から守る役割もあります。
ゴーストリック・アルカードはこのデッキではアクセスしづらいカードであるため、リフォームがあれば容易につなげられるため重宝するカードです。
以上の点から、使用機会が多いカードではあるものの
・基本はフィールド魔法依存であるため三枚は腐る
・サーチが容易である
という点から二枚採用です。
○底なし落とし穴
相手モンスターの召喚、特殊召喚、反転召喚時に相手モンスターを裏側守備表示にし、表示形式の変更を不可能にする効果を持っています。
通常召喚からリンクに繋げていくデッキ相手では、これ1枚で初動を止めることも不可能ではなく、表示形式変更を防ぐことでモンスターの再利用も防ぐことができます。
またEXモンスターゾーンのモンスターに使うことができれば、相手のEXデッキからの特殊召喚も封じることができ使ってみるとその強さが分かるカードです。
余談ですがデュエルリンクスで猛威を振るっているのもうなずけます。
ゴーストリックにおいては、相手モンスターを裏側にし展開を防ぎ時間を稼ぐカードとして個人的には必須級のカードだと思います。
○ゴーストリック・パニック
自分の裏側守備表示のモンスターを任意の数だけ対象にとって表側にし、その中のゴーストリックモンスターの数だけ相手のモンスターを選んで裏側にするカードです。
ゴーストリックのキーカードであり、裏側にする効果は対象をとらないためリンクモンスターを除けばほぼすべてのモンスターを裏側にし無力化することができる強力なカードです。
また相手ターンに人形やキョンシー、カオスポッドを起動する役割もあります。
このカードを引けているかどうかは、ゴーストリックデッキの勝敗に大きくかかわるため三枚必須カードであり引き込めないと相当きついです。
逆にこのカードを引き込みデュラハンなどで墓地からこのカードをサルベージしつつ毎ターン使用できれば、相手に何もさせずに勝つということも不可能ではありません。
手札に拠りますが、強欲で謙虚な壺なサーチにおいて最も優先度が高いカードです。
<EXデッキ>
○ゴーストリックの駄天使
・ゴーストリックエクシーズモンスターに重ねてエクシーズ召喚できる効果
・ゴーストリック魔法罠をサーチする効果
・手札のゴーストリックカード1枚を自身のエクシーズ素材にする効果
・エクシーズ素材10枚以上でエクストラウィンする効果(このデッキでは狙わないので説明をはぶきます)
を持っています。
ゴーストリックにレベル4はいませんが、効果によって重ねてエクシーズ召喚することができます。
また起動効果によってゴーストリック魔法罠をサーチできるため、このデッキの潤滑油であり、打点が2,000とゴーストリック最高打点であるため火力要員としての役割もあります。この効果によって、メインのゴーストリック罠の枚数を絞ることが可能になっています。
しかしこの効果が通らなかった場合、状況によっては苦しくなるのでうまく立ち回る必要があります。
デュラハンやアルカードに重ねた場合は、サーチ効果を使用する際に取り除く素材をそれらにすると効果によって墓地からゴーストリックカードをサルベージできるため無駄が無いです。
手札のカードを素材にする効果はあまり使うことは無いですが、手札で腐っているリフォームを素材にし、サーチ効果のコストにした後、駄天使をサキュバスやアルカードに変換するといった使い方をします。
以上のことから、ゴーストリックでは重要な役割をもつモンスターであり、このカードに素早くアクセスすることが勝利のカギになってきます。
○ゴーストリック・アルカード
・このカード以外のゴーストリックモンスター及び裏側守備表示のモンスターを攻撃対象にできなくする効果
・相手のセットされたカードを破壊する効果
・墓地に送られた場合、墓地からゴーストリックカードをサルベージする効果
といった効果をもっています。
ゴーストリックでは、相手フィールドのカードを直接除去できる数少ないカードです。
しかし、ゴーストリックのレベル3カードの採用枚数が少ないことやキョンシーやシュタインは場に残しておいたほうが強いということもありほとんど使わないため、二枚のみ採用しています。
攻撃対象に選択できない効果はフィールド魔法発動下では、パニック発動直後でなければ機能せず、出しても人形の効果で裏側になっていたりと使う機会があまりないです。
セットされたカードを破壊する効果は、裏側にしたモンスターに使うのがいいですがパニックや、このデッキでは採用していませんがゴーストリック・ナイトなどで相手モンスターを抑えておける状態ならば相手の伏せカードを狙って安全を確保するのがいいとおもいます。
墓地に送られた場合の効果は、エクシーズ素材として送られた場合も使用でき、魔法罠も回収できるため状況によってサルベージするカードを考えるとよいでしょう。
○ゴーストリック・サキュバス
・自分フィールドの表側表示のゴーストリックモンスターの攻撃力の合計以下の表側表示のモンスターを破壊し、ゴーストリックモンスターが存在する限り破壊したモンスターがいたモンスターゾーンを使用不可にする効果
・ゴーストリックモンスターが存在する場合、攻撃対象にならない効果
を持っています。
最初の効果は、EXモンスターゾーンであってももちろん有効で、破壊に成功すれば相手はEXデッキモンスターゾーンが使用不可になります。
しかし、ゴーストリックモンスターはだいたいの場合相手ターンには裏側になっており、また駄天使に変換することが多いためこのロックはあまり使う機会がありません。
余裕があれば狙う程度です。
ランクが2であり、あまった人形や雪女を素材にだせるため駄天使を出すために経由することが多いです。
余談ですが海外版と日本語版でイラストが異なっているカードでもあります。
(このブログを書いているときに気づいたので後で買う予定)
○ゴーストリック・デュラハン
・フリーチェーンで表側表示のモンスター一体の攻撃力を半減させる効果
・アルカードと同じ墓地に送られた場合に墓地のゴーストリックカードをサルベージする効果
を持っています。
駄天使を除けばゴーストリックで一番出しやすいエクシーズモンスターです。
基本はランタンやフロストで相手の攻撃を防いだ後に、+もう一体で出し駄天使にアクセスします。
フリーチェーンの効果は使用する機会が少ないですが、裏側にできなかったモンスターを無理やり突破するのに使ったりします。
駄天使とともに使用率が1番高いエクシーズモンスターです。
<自由枠>
ここは自由枠だと思います。特に説明するべき点はないですが軽く書いていこうと思います。
○No.48 シャドー・リッチ
見た目が好きで入れています。
かっこよくデッキの雰囲気にも合っていると思います。ランク3なので出せなくはないです。
○PSYフレームロード・Λ
イヴリースや壊獣を除去しつつリンク先を作るために入れています。
使ったことは一度もないので好みでいいと思います。
○見習い魔嬢
使い終わった駄天使をどけたり、ゴーストリックモンスターの火力UPに使います。リンク先も確保できるため、自由とは言いましたが普通に採用レベルです。
○リンクリボー
レベル1が多いので出るかと思ったらまったく使わなかったです。
ただリンク先を作る役割と、一回攻撃を防ぐことができるので入れてもいいと思います。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
この記事が少しでも構築の参考になったなら幸いです。
ゴーストリックが今のルールで戦っていくには必要なカードが多くデッキ枚数を絞り切れず42から削れませんでした。
しかし、まだまだ改善の余地があると思うので今後も研究していきたいと思っています。
それでは次の記事でまたお会いしましょう。